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死神と少女 感想

久しく感想など書いていなかったのですが、居ても立ってもいられなくなり。

死神と少女死神と少女
(2011/07/28)
Sony PSP

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ネタバレありです




シナリオの評判がとても良く、たっつんも出ているということで気になっていましたが、やっとイマになってプレイしました。

つい先程本編をクリアしたばかりで、まだ言の葉使ってなくてフルコンプはしていないのですが、なんか書きたいなあと思いまして。


ネタバレ満載なので未プレイの人は回れ右してamazonへGO!


事前に聞いてはいたのですが、恋愛要素の薄い乙女ゲーです。とは言えまるでないというわけじゃなく、恋愛だけじゃないよ! って感じでした。と言うか主人公の紗夜が普通に恋愛出来ない娘というね。基本的に依存と逃避になってしまうから、まあそれを恋愛と呼んでも良いんだろうけど。謎解き要素が強く、終着点も恋愛とは別のベクトルに向かっていた以上恋愛ゲーという印象は薄いかなあと。

主人公の紗夜自体が無個性の女の子ではないというのも驚きましたねー。攻略対象より主人公の方が作品内のビジュアル評価高いってだけでも珍しいと思うし、毒を持ったというか性格良くはないし(お茶を濁す表現)、問題抱えまくりの精神的に不安ありまくりの実は作中内屈指の濃いキャラクターだしで。人の事情に踏み込んでいく理由も、好奇心からですしねえ。

まあ俺はそんな紗夜ちゃんが大好きなわけですけども。料理出来ない設定には萌えたし、太宰さんとかに手厳しい感想を言っていたあたりもグッときたし、とは言え自分もビッチ体質だし(ここ重要)、友だちに独占欲発揮するとことか垂涎ものだし、会話のセンスも好みでしてね。

さてさてそんな紗夜ちゃんの物語なわけですが(本当に紗夜の物語なんだよなあ)、まずは1~3章までが基本の共通パートって感じで。各章毎にサブキャラメインの話になるわけだけど、イマ思うと各章での内容が後々生きてくるんだよなあと。

1章の「信じる」ことは紗夜にとって、幼少時に自分の言葉が信じてもらえなかったことが周囲を遠ざける強い要因になっているし、そこから肯定されることを求めるようになった結果十夜への依存は強くなったわけだし。終盤で夏帆が信じてくれた時の影響力もあったし。信じる・信じられないということが人生を大きく変えかねないということを1章で扱ったからこその後に説得力が出てくるのかなと。

2章はもう真偽という感じで。良くも悪くもルイスは偽物で、紗夜は本物だったと。魔法にかかったフリをしていたルイスと魔法にかかっている紗夜、ルイスがいたからこそ紗夜の異常性の印象がより強まった気がする。というかあの場にいた人物は皆特別だったんだよなあとイマさら。それと十夜の正体が分かるともうなるほど! と言いたくなる作り。

3章は側にいてくれることのありがたさという点では桐島先輩と千代の関係、紗夜と十夜の関係を補強しているし、まあこれはちょっと無理矢理だけど「想いの強さが奇跡を起こす」的な印象を与えているかなって。

とは言え1~3章、特に2章3章はとにかく伏線の嵐だったなあと。気付いてる点でもかなりあるなあ。後は魔法使いとか遠野十夜の本のミスリードね。てっきり遠野十夜が魔法使いでこの街は物語の中なんだと思ったよ(浅はか)

伏線だけじゃなくて積み重ねも丁寧だったなあ。十夜の正体とか扱いが雑だったらバレバレだっただろうし。十夜関連は3章終わりの魔法使いが~ってとこまで全く違和感覚えなかったわ。直接会っている人間とか、食事とか、上手いよなあ。

よしここからは個別ルートの感想。

まずは日生先輩。たっつん! たっつん! こういう王子様キャラは大好きなので楽しく萌えながら読んでいたら途中からの急展開。味覚がないorおかしいんだろうなあとは思ってたけどまさか別人だとは思わないって! そこからは塔の物語を使った表現が面白いなあとは思いつつわりとあっさり終わった印象。この時点では本物の日生先輩になんの愛着もなし、偽物日生先輩エンドでこれはこれでアリかーって感じで。あ、本物日生先輩の叫びは良かった。

ところが4章での日生先輩話に俺撃沈です。答えが分かっている状態で問題を読んでいると思ったら見事に裏かかれるし、ラストの紗夜との出会いのシーンはもう泣けましたね。

偽物日生先輩は特に好きなキャラの一人ですねえ。あとがきにあったけど紗夜の事情を分かった上で愛することが出来た日生先輩なら時間をかければちゃんと紗夜を救えたのかも。あーでもどちらかと言うとより強い魔法をかけていくのかな。嘘をつき続けると。それとまさかのルート確定後の事後シーンにはびっくりですね。ええ。薄い本ください。

本物日生先輩は、ちょっとずつ良いなあとは思えるようにはなりました。元々彼の苦悩とかは理解出来るし好きだったんですけど、まあほとんど自業自得だしなって。離脱後も評価爆上げの偽物がスペック高すぎた。

桐島先輩は、いやもう1番好きです。黒の章でラスト時計塔登るシーンとかグッときたし、あとがきも良かった。日常会話での夏帆や蒼や日生先輩に振り回されてる感じとかやれやれって感じも好きで。千代への想いも良かった。

桐島先輩ルートはもう千代の「七葵君、七葵君、七葵君、七葵君」で号泣ですよ。多分今回1番泣いた。桐島先輩の1番好きな花って秋桜なんだろー! ってもう死にそうになってた。ああ、紗夜との初めて名前呼び合うシーンも良かった。あの不意討ちな、卑怯やっちゅーに。

これは桐島先輩視点での千代との過去エピソードきたら死んじゃうなあとか、他のルート目指す時も二人のやり取り見てて泣きそうになったりと。

千代は、綺麗な子だった。紗夜が千代のこと見えなくなるシーンでは俺も涙で画面がね……。桐島先輩のことで嬉しそうになるとことか、大事に大事に「お嬢さん」って呼ぶとことか、ああ、大好きだー。秋桜観に行きたいな。

そして十夜。流石にルート途中でギミックには気がつくんだけど、まずはその丁寧さに最敬礼ですよ。そこで他の人には見えないっていうことがはっきりさせるシーンを早めに持ってきてビックリさせるよりも、引っ張って引っ張ってインパクトを集約させずに、プレイヤーに気が付かせた上で終盤で死神であったことを明かす手腕には参りました。世界、そして紗夜が壊れていくのも鳥肌ものだったなあ。

十夜の印象は最初はイケメン変態シスコン野郎で、途中で黒幕イケメン変態シスコン野郎に変わって、ルート入ってからは兄様になって、最後は兄様あああああああああああああああああってなりましたね、うん、意味不明だね。

紗夜を救ったのも、救ってきたのも十夜なのに、真実救うことが出来るのは十夜ではないということがとても切なくて、自分は紗夜に依存している存在だけど、紗夜からも依存されてしまうことには喜びとそれ以上の辛さがあったんだろうなあと思えて切なくて……黒の章終盤での十夜が消えるシーンは本当に辛かった。

思えば思うほど、満たされれば満たされるほど相手を苦しめてしまうという十夜の、それでも紗夜を愛して守りぬいた十数年、お疲れ様、貴方の愛はどんな物語よりも美しいよ。

蒼、蒼の章。蒼はどんどん人間らしくなってて、紗夜への気持ちも強くなっていたからこその自己の存在意義との鬩ぎ合いが生じて、そしてあの着地点。自分には何もなかった死神が一人の人間に至る物語、それが丁寧に描かれていたよなあって思います。蒼がどんどん人間らしくなっていく様にこれでもかと萌えていましたよ。

紗夜が蒼について知っていることを挙げるところは良かった。1章からの積み重ねを思い出してね。

蒼についてはなかなか感情移入は難しいけど、でも、彼の涙は美しいと思えた。


サブキャラについては、夏目がどんどん好きになっていったなあと。最初はそこまで好きじゃなかったのに、途中からは夏目来る度やったああああってなってた。夏帆とのやり取りも良かった。2人は付き合いそう、というか付き合って欲しいなあ。夏目は学外でしれっと彼女作りそうだけどw 夏帆ももっと色々な人と普通に話せるようになるだろうし。どうだろうね、分かんないや、でもいつまでも仲良くしてて欲しいです、はい。


さてまとめ。

謎解き要素ありで先が気になるストーリー、個別ルート終わった後に共通ルートで補完、どころか裏をかかれるギミック、丁寧に積み重ねられた伏線、美しい言葉、魅力的なキャラクター、声優の力演、幻想的な物語……良い所を挙げればきりがないってほど素晴らしい作品でした。また一つ大好きな作品が増えました。

とは言えまだフルコンプしてないのでまだまだ堪能してやるぜー! ピクチャーブックもあるしねー!

ということで死神と少女の感想でした!

フルボイスで18禁のPC版はまだですかー!!
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